6月 8th, 2010 by admin
利用範囲の広いじゃがいもですが、ビタミンB1、Cが多く含まれて、しかもビタミンCは加熱しても破壊されないのが特徴です。他に、カリウム、鉄分、アミノ酸、微量ですが鎮痙作用を持つアトロピンなども含んでいます。ですから、効用も多く、胃・十二指腸潰瘍、便秘、高血圧、貧血、やけど、湿疹、しもやけなどに広く使用されてきました。このようにさまざまな使い方ができることから、本場ドイツでは、〝貧乏人のパン〟と呼ばれ、お隣のフランスでは〝大地のりんご〟といわれているそうです。
胃・十二指腸潰瘍にはすりおろし汁を
じゃがいものビタミンCには粘膜浄化といった働きがあります。胃潰瘍などにこの薬効を利用すると、効果ありです。じゃがいもをよく洗い、皮をむいてすりおろします。それをガーゼでこして生のおろし汁を小さじ1杯朝晩2回、空腹時に飲みます。慢性的な便秘にも効果的です。
ドイツにも残っている黒焼きの効果
胃・十二指腸潰瘍にじゃがいもを使う方法は、本場ドイツでも、日本でも同じとはちょっと驚きです。それは黒焼きにして用いる方法なのですが、じゃがいもを洗って皮をむき、厚さ1cmほどの輪切。にし、網で表面を真っ黒に焦がします。これを一日2~3枚食べるのです。
ところで、じゃがいもの芽の部分には、ソラニンという有害物質が含まれていますから、除くことです。この物質は、食べるとめまいや腹痛などの中毒症状を起こしますから、できるだけ深く取り除きます。
高血圧、貧血症にじゃがいもエキス
じゃがいもに含まれるカリウムは、塩分の成分であるナトリウムを抑える働きがあ。ますから、血圧の高い人や腎機能障害によるむくみのある人には、じゃがいもエキスがおすすめです。じゃがいもを洗い、皮つきのまま輪切。にします。それに1リットルの水を加えて煮立ててあくを取り、あくが出なくなったら約1時間ほど弱火で煮込み、煮汁をガーゼでこします。これを湯のみ1杯くらいずつ、朝晩飲みます。ただし、腎臓病で医者にかかっている人は避けること。
血圧の高い人だけではなく、貧血ぎみの人や胃の弱い人も試しては。
湿疹におろし湿布
湿疹には、じゃがいもをすりおろしてどろどろにしたものをガーゼにつけ、湿布をします。一日数回交換するといいでしょう。
やけどにもおろし湿布
じゃがいもの消炎作用を利用した方法。すりおろしたじゃがいもを汁ごとガーゼにのばし、やけど部分にはります。乾いたら新しいおろし湿布と交換しますが、軽いやけどなら一晩くらいでよくなります。さらに、おろし汁に小麦粉と酢を混ぜると早くよくなります。
しもやけには焼きじゃがいも
皮のままのじゃがいもを網にのせて焼き、表面が焼けたところで、二つに割ります。中の黄色い部分を練り、ガーゼにのばしてしもやけにはります。これも消炎作用の効果で早くよくなります。
ゴキブリ退治にポテトマッシュだんご
来てほしくないお客さまといえば、台所のゴキブリ。来客としてのゴキブリも、性格があるようで、退治にはなかなか苦労します。ポテトマッシュにバター、牛乳を加え、ホウ酸を全体量の10%程度混ぜてだんごにすると効果抜群です。ぜひ試してみて。ただし、幼い子供が口にしない場所に置くことが大切です。
疲れた油のにおい消し
揚げ油は1回使用したら捨てるという人がいますが、もったいないですね。捨てずに油の汚れや疲れを取り去って、再びさっぱりさせて使うようにします。それには、揚げ物の最後にじゃがいもを使うことです。じゃがいもの水分が蒸発するときに、油の中のにおいや煙を一緒に蒸発させてしまうからです。揚げたじゃがいもはつけ合せにするとむだがありません。もちろん、使った油はこし器でこして冷暗所に。そしていため物に使いきりましょう。
6月 6th, 2010 by admin
冬のビタミン不足解消に欠かせない野菜が白菜。特に寄せ鍋、たらちり、豚ちりなど鍋物なら何にでも使えるのが便利。地域によっては、すきやきにも使われています。たしかに、淡泊な白菜に牛肉はよく合うもので、調べてみると、「腸胃を通利し、胸中の煩を除き酒渇を解す」と古書に記されていますから、すきやきにしても、他の鍋物にしても、理屈に合った食べ方といえるわけです。また、白菜の故郷は中国ですから、薬用としても用いられてきたにちがいありません。中国料理に白菜を使った料理が多いのも、薬効があるからではないでしょうか。白菜には、食物繊維が多く含まれていることから、整腸、便秘解消に効用があります。そして、身体の中の余分な熱を冷まし、おなかや胸がもやもやしているときに効果的です。
成分としては、ビタミンCが多く、カルシウム、鉄分、カロチンを含み、キャベツに近い特性を持っています。そういえば、学名を北京のキヤベツというそうですからキャベツの親戚なのです。
冬には白菜漬け、甘酢漬け、クリーム煮、者込み、スープなどでも利用できます。
便秘解消には白菜スープ
おなかがはって、もやもやした感じのあるときには白菜の煮たものが消化によく、緩下作用により腸が整えられ、便秘も除かれます。スープにしょうが汁、お酒で味を調え、その中に刻んだ白菜を入れて、やわらかくなるまで煮立て、特に株のほうをたっぷりいただきましょう。
おなかにいいだけではなく、尿の通りもよくする効果があります。
食欲増進にはさっぱりと甘酢漬け
疲れて食欲がない、少し熱っぽくて食欲がない、といったときにはピリッと辛みのきいた甘酢漬けで食欲を回復させましょう。
白菜をかるくゆでて、酢、とうがらし、砂糖、塩、しょうが、しょうゆを混ぜた合せ酢の中に漬け込みます。味をなじませる程度でよく、あまり長時間ではなく、4時間くらいを目安にします。また、ゆでてもほぼ生の状態ですから、胃が冷えやすい人、慢性下痢の人はたくさん食べないように気をつけてください。
二日酔いにはつき汁
白菜の生のつき汁は、酒の毒を消す作用があります。二日酔いでのどが渇くときに飲んでみます。白菜をガーゼに包んでつぶし、しぼって汁をとります。これを盃1~2杯飲みましょう。
やけどにはつぶして湿布
やけどの応急手当ての一つの方法です。やけどの手当ては早ければ早いほどいいわけですから、覚えておくと便利です。ただ、やけどもほんの軽傷で、範囲も小さい場合に限ります。
白菜をそのままガーゼに包んで少したたいてつぶし、それをやけどに湿布します。野菜の冷やす力でやけどが治まります。
漆かぶれにどろどろ汁
近ごろでは漆にかぶれる人も少なくなりましたが、でも机やたんすなど漆塗りのものがないわけではありません。万一、かぶれたときには、白菜をすり鉢でつき、どろどろにし、それを湿布しましょう。乾いたら取り替えるようにします。
6月 4th, 2010 by admin
にんじんの栄養は、いうまでもなく、カロチンがびっくりするほど多いこと。それだけでなく、ビタミンB1やB2、C、カルシウム、鉄分、リンなども含んでいますから、まさに野菜の万能選手ともいえるわけです。特に最近では、カロチンの効用について研究が進められ、抗ガン作用があることがわかってきました。しかも、にんじんのビタミンB2や葉酸にも抗ガン作用があるというのですから、にんじんは、もしかしたらガン予防の野菜といえるかもしれません。
アメリカでの研究では、肺ガンに効用ありとのことです。ところで、にんじんにはビタミンCを酸化して効力をなくしてしまうアスコルビナーゼが含まれています。大根と一緒におろしにすると、酸化が促進されCが破壊されてしまいます。でも、それに酢を少量加えると、アスコルビナーゼの働きが抑えられますので、大根おろしににんじんを入れるときには酢を入れて。お正月の大根とにんじんのなますは、この知恵を利用したものです。
画毎日のジュースでガン予防
にんじんのカロチン、ビタミンB2、葉酸にガン予防の働きがあるといわれます。毎日ジュースにして常食しましょう。1本ならいちばんいいのですが、1/2本でも1/3本でも続けることが大切です。
それに、カロチンには、血圧を下げる働き、のどや鼻の粘膜を丈夫にする働きがありますので、細菌に対しての抵抗力がつくのです。血圧が高くて心配な人、風邪にかかりやすい人も毎日のジュースが効果的でしょう。
貧血ぎみの人にも
カロチンだけではなく、鉄分も含まれていますので補血作用があります。特に貧血ぎみの人はつとめて食べるように。また、身体を温めて潤す作用もありますので、冷え性の人、体力のないお年寄りや子供にも向く野菜です。煮物やグラッセなど温かくして食べると身体が温まって、元気が出てきます。
便秘にはしぼり汁
にんじんには、消化をよくする働きもありますので、便秘の人にはしぼり汁が効果的。また、食物繊維をたくさん含んだ野菜と一緒にすればなお一層効果があるのです。きんぴらが、ごぼうとにんじんの組合せになっているのはこのためだったのです。
さて、しぼり汁は、にんじん納gをすり鉢でつぶしてつき汁をしぼり、適量のはちみつを加えて飲みましょう。
お肌にはヨーグルトジュース
にんじんに限らず、野菜ジュースはお肌を整える働きがありますが、特ににんじんを入れると効果アップです。にんじん、ヨーグルト、はちみつ、りんごのジュースはお肌のためにはベストのもの。口当りもよく飲みやすいので毎朝どうぞ。
フライパンならしににんじんくず
鉄製の新しいフライパンには表面にさび防止膜がついていますので、まず強火で煙が出るまで焼いてこの膜を除きます。そのあと、油をひき野菜くずをいためますが、にんじんくずを使います。あとは、火で乾かし、薄く油をひきます。
6月 2nd, 2010 by admin
レタスはその昔、〝ちしゃ″ と呼ばれていました。それは、乳草という意味とのことですが、茎葉の中に乳状の液体があり、これが乳に似ているのでつけられたようです。また、学名もラテン語では〝乳″を意味しますから、健康になる野菜が印象づけられます。
レタスの仲間に、葉が縮れ、先端が赤っぽいサニーレタス、切込みの葉が多くつくリーフレタス、半結球でグリーンが濃いサラダ菜、縮れが大きいプリーツレタスなどがあります。
栄養的にはどれも、ビタミンA、B1、C、Eとカルシウム、鉄分を含んでいますが、最も栄養価が高いのはサラダ菜といえましょう。
生で食べるときにはサラダが一番ですが、身体を冷やす作用もありますから、特に胃腸が弱い人は、身体を冷やさないように、生ではなく、クリーム煮やバターいため、スープ煮などで食べたいもの。ただ丸まった葉物野菜のようですが、思わぬ薬効があるのです。ビタミンEを含んでいますから、血液の循環をよくする浄血作用があります。
鉄分により貧血の予防にも役立つようです。ちょっと意外な効用としては、不眠症に効果的なことです。これは、ミネラルをバランスよく含むゆえの鎮静作用が働くからです。他に、利尿作用、口内炎、にきび予防など幅広い利用ができますので、台所の常備野菜としたいものです。
■若さを保つにはレタスを常食
ビタミンEは体内脂肪の酸化予防に役立つといわれます。E摂取が多ければ、若さを保ち、血液循環をよくしますから、生理不順にも効果があるわけです。いつまでも若くいたいと思うなら、レタス料理を常に食べるように。いいことにEは加熱しても失われませんので、サラダだけではない食べ方も。レタススープやレタスのみそ汁など。
■便秘解消には煎じ液を
便秘でおなかがはっているとき、水分をとりすぎて身体が少しむくんだようなとき、レタスの葉を煎じて飲むと、利尿作用でよくなります。
レタスの葉瓢~舗gを水㈱ccに入れ、弱火で半量になるまで煎じます。これをおなかのすいたときに3回に分けて飲みます。
■口内炎の痛み止めに黒焼き
口内炎はとても痛いもの。少し塩分の強いものを食べると、しみて途端に飛び上がるほどの痛さです。体調が悪いとなかなか治らないのです。こんなときには、レタスの黒焼きで痛み止めができます。レタスの葉、茎いずれでも、アルミホイルに包み黒くなるまで焼き、炎症部分に直接つけて、痛み止めとします。案外効果があります。
■眠れぬ夜はレタスジュース
目が冴えて眠れない、何か神経が高ぶって眠れないといった場合には、レタスにある鎮静作用を利用します。にんじん、りんご、レタスでジュースを作って飲むのです。神経が静まり、寝つきをよくすることができます。朝食にも飲みたいもの。
■お乳の出が悪いときにはお酒と一緒に
お乳の出が悪くお困りの人は、煎じ液が効果的。レタス100gを200ccの水で煎じ、半量にします。これをお酒と一緒に飲むのです。お酒が飲めない人は、ごく少量にします。催乳作用でお乳の出をよくします。
■おもしろレタスの利用法
レタスにはビタミンEがありますから、脂肪の酸化防止に役立つわけですが、にきびにその効用を利用するのです。にきびはいわば脂肪のかたまりともいえますから、ここにレタスの煮汁をつけるのです。レタス100gを200ccの水で半量になるまで煮て、冷まし、こしたものを肌やにきびに直接塗りつけます。一日数回塗りますが、早く使いきるように、にきびの数でレタスの分量を調節しましょう。
5月 28th, 2010 by admin
ピーマンは栄養面ではかなり優れた野菜なのです。ビタミンAとCが豊富で、Cはレモンの2倍近くを含んでいます。その他には、ビタミンB1、B2、D、P、鉄分、カルシウムもあります。
ピーマンはとうがらしの仲間で、肉厚の大型種のものなのです。とうがらしとピーマンでは名前が違いすぎますので、仲間とは思えないわけですが、フランス語のピマンがとうがらしの意味ですから、語源を考えると、うなずけるような気がします。
夏の緑黄色野菜としてピーマンには、高血圧、糖尿病、整腸、疲労回復といった効用があります。
■高血圧に役立つビタミンPの存在
ピーマンには、ビタミンPが含まれていて、高血圧に効用があるといわれています。というのは、ビタミンPは毛細血管を丈夫にするからなのです。また、ビタミンCは脂肪代謝を促す働きをしますから、常食することで、血液中の脂肪代謝が促進されることになるのです。高血圧や動脈硬化などの人は、サラダに、いため物に、煮物に、いつも食べるよう心がけましょう。
■疲労回復に手っとり早い効果
暑さのために睡眠不足が続き、夏パテを起こしやすい夏場。また、エアコンの効きすぎで、夏風邪にもかかりやすいものです。こんなときは、スタミナ摂取が大切ですが、特にビタミンAとCは欠かせないもの。ピーマンなら手っとり早く効果的です。油との相性がいいのですから、細切り肉などといためた料理や肉詰め料理などが最適です。
ピーマンの種類には2種類ありますが、油料理に適しているのは、ふだん使っている普通種。赤と縁のいずれも向いています。いため料理のコツは、加熱しすぎるとやわらかくなり、香りもうすらざますから、手早く調理することです。
■腸を整える葉緑素
深緑はピーマンならではの色。これは葉緑素によるもの。葉緑素は腸を整える働きがありますから、肉料理を食べる人にはつけ合せにピーマンがおすすめ。便通をよくして、排泄機能を高めてくれます。
肉料理のつけ合わせにはサラダが向きます。それには普通種よりも、大型のピーマンのほうが適します。俗にジャンボピーマンと呼ばれるもので、大きさが10cmほどあります。色も赤、黄、縁、オレンジなど。サラダならそのまま使えますが、縁だけはさっと熱湯を通して、少しやわらかくすると使いやすいもの。また、網にのせ、表面に焦げ目がつくくらいに焼き、氷水にとって皮をむいてから使うと食べやすくなります。