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とうもろこしの効用

6月 7th, 2010 by admin

「とうもろこしは上げ底で、甘みだけしかないから好きではない」 と言う人がいますが、間違いです。主成分は澱粉ですが、脂肪やビタミン、蛋白質も含んでいて、バランスのとれた野菜なのです。その証拠に、とうもろこしを常食している南アメリカやコーカサス地方では長寿が多いといわれています。理由は、とうもろこしに含まれるビタミンEが老化を防ぐからです。また、食物繊維とマグネシウムによる整腸作用、胚芽部分にある不飽和脂肪酸による動脈硬化予防作用などの効用があります。

 特に、有名なのは腎臓病の薬にも使用されることです。薬に使用されるのは、とうもろこしの毛なんばんげ(雌花の花柱)で、これを生薬では〝南蛮毛″と呼び、利尿剤として使っているのです。むくみ除去に効果的ですが、いちばん知られている効用は急性腎炎や妊娠時のむくみです。上げ底だから嫌い、お祭りの時だけ食べる、というのではなく健康野菜としての価値を見直したいものです。

便秘にゆでとうもろこし

 とうもろこしの食物繊維に整腸作用がありますから、便秘のときに食べると効果的です。普通の便秘では1本くらい食べたいものです。ひどいときにはこれくらいでは効き目はありませんが、なんとなくおなかがはる程度でしたら、思ったより効果があります。腸の働きが鈍い人はゆでたものを冷凍しておき、いつでも食べられるようにしておくといいでしょう。

とうもろこしの毛はむくみの薬です
 
皮を除くときに一緒に捨ててしまっている部分ですが、普通はひげとか毛と呼んでいます。ブドウ糖、クエン酸、脂肪酸、ビタミンKが含まれています。薬にするには、収穫したときに採取し、日干しにします。これを8~10gを500ccの水で煎じて半量とし、一日数回に分けて飲みます。利尿作用が強いのでむくみがとれます。

せき止めにはみかんの皮を一緒に
 日干しにした毛を30gくらいとみかんの皮10gを一緒にし、500ccの水で半量になるまで煎じ、一日数回飲みます。せき止めの効果があります。せきも風邪ぎみのときに出るせきのことです。

動脈硬化の予防にも期待

 胚芽部分の植物性脂肪は、不飽和脂肪酸が多く、これにコレステロールを除去する働きがありますから、夏の間はつとめて食べるように。サラダ、ポタージュ、コロッケ、かき揚げ、いため物など。

そら豆の効用

5月 12th, 2010 by admin

豆類の中でも、特に好き嫌いが人により大きく分かれるのが、そら豆です。好きな人の理由を聞いてみると、「ビールによく合う」 「なんともいえない豆の味が好き」 「かむとふわっとして他の豆にない歯ごたえがある」など、人さまざまです。
でも、そら豆好きの大方には、どうもお酒好きな人が多いようですから、何か関係でもあるのでしょうか。

 また、今まであまり気がつかなかったのですが、〝そら豆″ という名前もちょっとおもしろいのです。漢方古書によると、「莢を結ぶや直立して生ずる故にそら豆と呼ぶ」 「その菜は上に向かう故に呼んで空豆と掛ふ」などとあります。生長するときの空に向かう姿で名前がつけられたようです。

同じ姿形を見て、中国ではその莢が蚕の形をしていると考えたことから、蚕豆と名づけています。さらに、日本各地にもいろいろな呼び名が残っています。夏豆、大和豆、四月豆、とう豆、がん豆など地方によ。違い享から、野菜につけられる名前にも地方色が感じられるものです。さて、そら豆の成分ですが、主としては澱粉と蛋白質です。それゆえに、昔から体力を養う、気力を充実させる野菜の一つとして用いられてきたといえましょう。他に糖質が多いので、ビールなどにはうってつけなのかもしれません。ビタミン類ではB1、B2、Cが含まれています。薬効には、動脈硬化、高血圧、便秘などがあげられています。

 豆類は新鮮なものほどおいしいのは、よくご存じだと思いますが、特にそら豆は「おいしいのは3日間だけ」といわれるほど、その鮮度においしさが左右されるのです。薬用として使うときにもできるだけ鮮度は大切にしたいもの。

 血圧を下げるには常食を
 出回るのは短期間だけですが、フリージングなどしておいて、つとめて食べるようにすることです。食べ方は好みで。塩ゆでしたものをそのまま食べても、しょうゆで和風に煮込んだ。、クリームやマヨネーズであえたり、えびなどといためてもおいしいものです。
 おいしく食べるには、火が通りやすいので、加熱しすぎないことがポイントです。また、塩ゆでにしたとき、皮がしわになりがちですが、形よく仕上げるには、ちょっと皮を切っておくことです。

むくみの解消には煎じ液
 これは、新鮮なそら豆よりも数年たったものがよいといわれます。そら豆を一つかみ、水禁で半量になるまで煎じ、その煮汁を飲みます。利尿作用でむくみが引いてきます。

便秘には皮ごと食べる
 普通は皮をむいて食べるわけですが、かなり便秘がひどいときには、皮ごと食べます。不消化な皮がかえって消化を助ける役目になるのです。朝、一つかみくらい食べると、腸の働きがよくな。、便秘解消に向かいます。ゆっくりできる日曜の朝などがおすすめです。

アスパラガスの効用

5月 9th, 2010 by admin

20年以上前には、アスパラガスといえば缶詰のもので、白くて、歯ごたえがなく、ふにゃふにゃした野菜でした。それがいつのころからか、シャキッと歯ざわりのあるグリーンに変わりました。いまでは、生のホワイトのほうが貴重品といえましょう。グリーンアスパラガスが近年ぐ~んと主流になったせいかもしれません。

 アスパラガスが意外に新しい野菜だと思っている人が少なくありませんが、ところが、アスパラガスは、紀元前よりギリシャで薬として使われていたといわれています。新しいどころか、とても古い野菜だったのです。日本にも江戸時代には伝わっているのですが、食用とされたのが新しいということなのでしょう。それは明治以降からで、本格的には昭和で、さらに普及したのは戦後のことです。

 では、どうしてホワイトが姿を消すようになったのでしょうか。
 それは栄養面が考えられてのことのようです。というのは、ホワイトとグリーンの栄養を比べてみると、蛋白質、カロチン、ビタミンB2などがグリーンのほうに多いのです。それゆえに、グリーンのほうが積極的に使われるようになったわけです。あの鮮やかな緑色には、健康というイメージもありますから、そんな意味からも使われたのではないでしょうか。

 また、血圧を下げ、毛細血管を拡張するといわれているアミノ酸の一種であるアスパラギン酸は、この野菜から名づけられたものです。つまり、アスパラガスにいちばん多く含まれる成分だからです。中国では、このような薬効があることから、根を薬用として利用しているといわれています。その他、同じように血管を強化し、血圧を下げる働きをするルチン成分も含んでいます。ですから、アスパラの効用は、高血圧、スタミナ増強、浄血、利尿などといえましょう。

高血圧には煎じ液を飲む
 
アスパラギン酸、ルチンなど特殊成分が含まれていますので、高血圧、動脈硬化を心配なさっている人は予防のために煎じ液を飲むようにするといいでしょう。アスパラガス3~4本を水1?で半量になるまで煎じます。これを一日カップ2杯、数回に分けて飲みます。もちろん、特に血圧が高くなくても、血液浄化の目的で一日1カップずつを飲むなどしてもいいでしょう。

アスパラスープは利尿に
 腎機能が低下したり、膀胱炎で尿が出にくい人は、アスパラの利尿作用を利用します。スープにすると効果的です。毎日飲むようにしたいもの。
 スープにするときに切り落とした茎は、捨てずに利用を。薄く削ってあり合せとかき揚げに。

疲労回復に常食を 
アスパラギン酸には、血圧を下げるだけではなく、代謝を促進して疲労を回復させる働きもあります。ですから、暑さでスタミナを消耗したときには、アスパラを食べるに限ります。さっとゆでて、塩やマヨネーズだけで、ソテーやフライ、グラタン、ベーコンいため、あんかけなどにして食べるのも適しています。さっぱりより少しこってりぎみにして疲労回復をはかりましょう。