ピーマンの効用
ピーマンは栄養面ではかなり優れた野菜なのです。ビタミンAとCが豊富で、Cはレモンの2倍近くを含んでいます。その他には、ビタミンB1、B2、D、P、鉄分、カルシウムもあります。
ピーマンはとうがらしの仲間で、肉厚の大型種のものなのです。とうがらしとピーマンでは名前が違いすぎますので、仲間とは思えないわけですが、フランス語のピマンがとうがらしの意味ですから、語源を考えると、うなずけるような気がします。
夏の緑黄色野菜としてピーマンには、高血圧、糖尿病、整腸、疲労回復といった効用があります。
■高血圧に役立つビタミンPの存在
ピーマンには、ビタミンPが含まれていて、高血圧に効用があるといわれています。というのは、ビタミンPは毛細血管を丈夫にするからなのです。また、ビタミンCは脂肪代謝を促す働きをしますから、常食することで、血液中の脂肪代謝が促進されることになるのです。高血圧や動脈硬化などの人は、サラダに、いため物に、煮物に、いつも食べるよう心がけましょう。
■疲労回復に手っとり早い効果
暑さのために睡眠不足が続き、夏パテを起こしやすい夏場。また、エアコンの効きすぎで、夏風邪にもかかりやすいものです。こんなときは、スタミナ摂取が大切ですが、特にビタミンAとCは欠かせないもの。ピーマンなら手っとり早く効果的です。油との相性がいいのですから、細切り肉などといためた料理や肉詰め料理などが最適です。
ピーマンの種類には2種類ありますが、油料理に適しているのは、ふだん使っている普通種。赤と縁のいずれも向いています。いため料理のコツは、加熱しすぎるとやわらかくなり、香りもうすらざますから、手早く調理することです。
■腸を整える葉緑素
深緑はピーマンならではの色。これは葉緑素によるもの。葉緑素は腸を整える働きがありますから、肉料理を食べる人にはつけ合せにピーマンがおすすめ。便通をよくして、排泄機能を高めてくれます。
肉料理のつけ合わせにはサラダが向きます。それには普通種よりも、大型のピーマンのほうが適します。俗にジャンボピーマンと呼ばれるもので、大きさが10cmほどあります。色も赤、黄、縁、オレンジなど。サラダならそのまま使えますが、縁だけはさっと熱湯を通して、少しやわらかくすると使いやすいもの。また、網にのせ、表面に焦げ目がつくくらいに焼き、氷水にとって皮をむいてから使うと食べやすくなります。