5月 27th, 2010 by admin
かぼちゃはカロチンが豊富、ビタミンB1、B2、Cも多く含んでいます。それにカルシウム、鉄分などのバランスもいいのです。特にカロチンはビタミンA効果を持つ色素で、粘膜を強化し、風邪を予防する効用があります。ですから胃潰瘍などの粘膜にも作用があるわけです。また、昔から種は漢方薬として使われていました。皮を除いて水洗いし、日干しにしたのち、フライパンでいるのです。これを〝南瓜仁(なんかにん)”と呼び、虫下しに使われてきました。他に、消炎、鎮痛作用、やけどなどにも効用のあることが知られています。フリージングが進んだ現在では、一年中かぼちゃを利用できるわけですから、あれば便利な野菜でしょう。
ところで、かぼちゃの種類は2種類。日本かぽちゃと西洋かぼちゃで、どちらが効用があるのかというと、断然西洋かぼちゃです。やっぱりシンデレラの乗り物だけはありそう。カロチンが多く、ビタミンCは2倍、エネルギーも2倍ですから、ずっと優等生というわけです。使うなら西洋かぼちゃを選ぶことです。
風邪の予防にかぼちゃ料理
かぼちゃに含まれるカロチンとビタミンCは、粘膜を丈夫にする作用がありますから、いつもかぼちゃを食べていると、風邪を予防することができます。
食べ方といえば、煮物にする人が多いようですが、天ぷら、みそ汁、サラダ、蒸し物などにしてもいいでしょう。パンプキンパイやプディングといったお菓子もおいしいものです。でも、かぼちゃ自体に甘みがありますから、おいしいからと、食べすぎないよう、気をつけてください。また、クリーム煮は冷え性の人に向いています。かぼちゃの保温作用を利用して、風邪をひかないよう身体の中から温めます。
胃潰瘍のあとにはポタージュが効果的
胃潰瘍も、胃の粘膜に生ずる病気です。せっかくよくなったのですから、食事も粘膜を強くするものを。かぼちゃポタージュはカロチン、ビタミンCが胃粘膜を健康に保つ働きがあり、効果的です。静養にはおすすめというわけ。
むくみ、強精に見逃せない種の効用
種を干していった南瓜仁を10~20gほど、600ccの水で半量になるまで煎じ、それを空腹時に飲むのです。お産のあとのむくみに効果ありです。また、南瓜仁を一日に10~15個くらいそのまま食べると、精力減退を回復するといわれています。エ
スニック料理店に行くと、かぼちゃの種が売られていることもありますから、買ってきておくのも一方法でしょう。
肋間神経痛にどろどろかぼちゃの湿布
消炎、痛み止めの作用がありますから、かぼちゃを煮てどろどろにし、それをガーゼに塗って湿布します。かぼちゃの種を除き、細かく刻んで鍋に入れ、水を半分かぶるくらいに加え、弱火で煮ていきます。やわらかくなったら木しゃもじでつぶしてどろどろにします。肋間神経痛や肋膜炎などの痛みを和らげる効果があります。熱をとる湿
布ではありませんから、どろどろにするのがポイントです。
やけどにおろし湿布
やけどはほんの少しでもとリヒリと痛いもの。早く炎症を抑えることが第一ですが、それには、冷やす湿布が早道です。かぼちゃをすりおろし、ガーゼに塗って湿布します。おろしにすると、熱を奪う力が増しますので、効果てきめんというわけ。乾いたら取り替えることも忘れずに。
5月 26th, 2010 by admin
〝にら″ と聞いただけで元気になりそうな野菜。薬効のありそうな深緑色、光沢が、いかにも元気のもと、と思えるから不思議です。昔から薬用植物として尊重されていましたが、いまのように野菜で広く使われるようになったのは、明治時代になってからといわれています。中国では、にらは古くから精を養い病気を予防する食べ物の一つとされていました。また、抜群の強壮効果があることから、別名″陽起草″とも呼ばれ、修行僧が口にするのを禁じたと伝えられています。
こうした薬効のもとは、玉ねぎやにんにくに含まれるのと同じ成分、硫化アリルです。ですから、スタミナ増強、下痢、腹痛、胃腸を整える、便秘などに効用があるわけです。栄養の点からも、代表的な緑黄色野菜で、ビタミンA、B2、C、カルシウムを多く含んでいます。そのため、血液循環をよくし、貧血、鼻血、生理痛などにも効果があります。
身体が弱く体力のない人、常に胃腸のぐあいがよくない人には常備薬としていい野菜といえましよう。しかし、アレルギー体質の人は、食べすぎるとかえって下痢になりますので、気をつけることが大切です。
おなかの調子がよくないときはにら雑炊
身体が冷えた、食べすぎた、寝冷えしたなどが原因で胃腸が悪くなったら、おかゆを炊き、下ろしぎわに刻んだにらをたっぷり加えて蒸らして食べます。おかゆより手軽にしたい場合には、みそ汁にします。具の相性としては、たけのこ、豆腐、卵といったもの。
胃の変調にはしぼり汁
にらをガーゼに包んでつぶしながらしぼり、盃2杯にすりおろししょうが少量を加え、牛乳で割って飲みましょう。硫化アリルが消化を促進しますから、胃の不快感やもたれを解消してくれるというわけです。また、慢性の胃痛などもしぼり汁を盃2杯ほど飲むといいでしょう。
便秘にも効く万能野菜
下痢にはにら雑炊にするといいことはわかりますが、下痢の反対の便秘にもいい、というのは不思議です。でも、にらの成分には胃腸の働きを整える作用がありますから、これもうなずけるかもしれません。にらは万能野菜といってもおかしくないのです。便秘には、常食するのが一番。にらをさっとゆで、ざく切りにしたものを納豆と混ぜるにら納豆、さっといためたあと昧つけ卵でとじるにら玉、おひたし、ギョウザ、いため物などにして毎日食卓にのせるようにします。あまりひどい場合には、しぼり汁を盃1杯にお酒を半量加えたものを飲みます。お酒に強くない人は多すぎないように。
貧血や冷え性にいため物料理
にらには血液循環をよくし、身体の中から温める作用があります。特に冷え性の人は血液循環がよくないわけですから、身体を内側から温める食べ物をとることが必要なのです。それには、にらは最適野菜といえましょう。いため物にして食べるとエネルギー源摂取にもなりますので、かなり効き目があります。ランチメニューによくあるにらレバーいためは、なるほど理にかなった食べ方といえるわけです。
血液循環といえば、生理痛にも関係があります。ちょっとひどいときは、やはりにらを用いることです。にらのしぼり汁を盃1杯、それにざらめをほんの少々、これをお湯で割り、湯のみ1杯くらい飲みます。しばらくすると循環がよくなり案外楽になるものです。
スタミナ補強ににらジュースを
若い時にはあまり感じなかった身体の疲れは、ちょうど仕事が忙しくなってくる中年のころにいちばん感じられるようです。そして、その疲れは蓄積疲労となり、重なってくるのです。こんな状態のときには、少しでも早く回復がはかれる食べ物をとるに限ります。にら料理ということになるのですが、すばやく効果を出すにはにらをジュースにするのです。にらに、はちみつと水を加えてジュースにしたものです。飲めない人は、そこににんじん、りんごなどを加えても。
風邪のひき始めににらスープ
風邪のひき始めは、背中がぞくぞくして寒気がするもの。身体の中から温めて熱を発散させるのが早道です。にらを刻み、ほんの少ししょうゆを入れ、ぐっと熱くしたお湯を注いでスープにします。ちょっと七味とうがらしをふり入れてあつあつを飲みます。しんから温まり、そのあと無理をしなければよくなります。
鼻血にもしぼり汁
血液をうまく循環させる作用のあるにらですから、鼻血にも効用があります。鼻血が出たときには、にらのしぼり汁を盃1杯飲むのです。これでほんの少量の鼻血なら治まるでしょう。
打ち身には湿布を
どこも打った覚えがないのに知らないうちに打ち身ができ、そこが思いのほか痛みを伴うといったことがあります。そんなときの意外な味方はにら湿布です。すりつぶしたものをガーゼに塗り、これを湿布するのです。割合効果ありです。
5月 24th, 2010 by admin
ほうれん草といえば、ポパイの缶詰を思い出す人がいるほど、栄養豊富な野菜のイメージが強いものです。実際、ほうれん草には、ビタミンA、Bl、B2、B6、C、鉄分、マンガンなど主に血液を造るための成分がたくさん含まれているのです。これぞ緑黄色野菜の代表といえましょう。
もちろん、薬効をみても優れた効用があげられています。主な薬効には、血液を補い、貧血に効く作用があること。また、胃液、唾液の分泌を促す物質を含んでいますから、消化機能を高める働きがあります。体力がなく疲れやすい人、虚弱体質の人の体質改善に効果的です。また、食物繊維が多いことから、便秘にも効用があります。さらに、ビタミンAとCは、粘膜を丈夫にする働きがありますから、風邪などによる細菌の抵抗力を高める作用もあります。
ただ、ほうれん草には、シュウ酸が含まれています。これはあくの成分で、身体の中に入るとカルシウムと結びつき、水では溶かすことのできないシュウ酸カルシウムとなります。身体にいいからといって、あまりたくさん食べすぎると、膀胱や腎臓に結石を作ることがあります。といっても、一日3kgの量をとった場合のことですから、通常の量を食べることが大切です。
シュウ酸を除くためには、ゆでてあく抜きをすることですから、できるだけおひたしやあえ物などで食べるのが効果的でしょう。
貧血に常夜鍋
鉄分の多いほうれん草は、貧血に効果がありますので、貧血ぎみの人はつとめてとることですが、吸収率があまりよくありませんので、食べ方に工夫が必要です。肉類と一緒にとるのがコツなのです。豚肉の常夜鍋などにしてはいかが。一度熱を通しますので、量も多く食べられ、効果的です。
たばこをよく吸う人は青汁を飲む
最近のほうれん草の効能として、抗酸化作用が注目されてきました。ビタミンAであるカロチンを多く含んだ野菜を食べると、たばこなどによる発ガン性物質の毒性が軽減される、という効能なのです。
でも、ほうれん草だけで毒性が少なくなるかどうか不思議ですが、たばこが好きなのにガンが心配という人は、試してみてはいかがでしょうか。
いつものようにおひたしもいいのですが、たまには青汁を飲むのもいいでしょう。ほうれん草500gをさっと湯通しして、それをガーゼに包み、しぼり汁をとり、それを飲むのです。たばこを吸う人の粘膜を保護する効果があります。
便秘におひたし
食物繊維が多いので、腸の働きが弱く便秘がちな人には、常食することをおすすめします。特に、ゆでたほうれん草に、ごま油と酢をからめたものは常習便秘に効果ありといわれています。一日、二日ではなく、長く食べ続けることが便秘解消になるでしょう。
高血圧にはごま油いためを
ほうれん草に含まれているカリウムが高血圧にも効用をもたらしてくれます。ゆでて、さらにごま油でいため、これを毎日食べましょう。高血圧だけでなく、頭痛、めまいにも効用があります。
5月 12th, 2010 by admin
豆類の中でも、特に好き嫌いが人により大きく分かれるのが、そら豆です。好きな人の理由を聞いてみると、「ビールによく合う」 「なんともいえない豆の味が好き」 「かむとふわっとして他の豆にない歯ごたえがある」など、人さまざまです。
でも、そら豆好きの大方には、どうもお酒好きな人が多いようですから、何か関係でもあるのでしょうか。
また、今まであまり気がつかなかったのですが、〝そら豆″ という名前もちょっとおもしろいのです。漢方古書によると、「莢を結ぶや直立して生ずる故にそら豆と呼ぶ」 「その菜は上に向かう故に呼んで空豆と掛ふ」などとあります。生長するときの空に向かう姿で名前がつけられたようです。
同じ姿形を見て、中国ではその莢が蚕の形をしていると考えたことから、蚕豆と名づけています。さらに、日本各地にもいろいろな呼び名が残っています。夏豆、大和豆、四月豆、とう豆、がん豆など地方によ。違い享から、野菜につけられる名前にも地方色が感じられるものです。さて、そら豆の成分ですが、主としては澱粉と蛋白質です。それゆえに、昔から体力を養う、気力を充実させる野菜の一つとして用いられてきたといえましょう。他に糖質が多いので、ビールなどにはうってつけなのかもしれません。ビタミン類ではB1、B2、Cが含まれています。薬効には、動脈硬化、高血圧、便秘などがあげられています。
豆類は新鮮なものほどおいしいのは、よくご存じだと思いますが、特にそら豆は「おいしいのは3日間だけ」といわれるほど、その鮮度においしさが左右されるのです。薬用として使うときにもできるだけ鮮度は大切にしたいもの。
血圧を下げるには常食を
出回るのは短期間だけですが、フリージングなどしておいて、つとめて食べるようにすることです。食べ方は好みで。塩ゆでしたものをそのまま食べても、しょうゆで和風に煮込んだ。、クリームやマヨネーズであえたり、えびなどといためてもおいしいものです。
おいしく食べるには、火が通りやすいので、加熱しすぎないことがポイントです。また、塩ゆでにしたとき、皮がしわになりがちですが、形よく仕上げるには、ちょっと皮を切っておくことです。
むくみの解消には煎じ液
これは、新鮮なそら豆よりも数年たったものがよいといわれます。そら豆を一つかみ、水禁で半量になるまで煎じ、その煮汁を飲みます。利尿作用でむくみが引いてきます。
便秘には皮ごと食べる
普通は皮をむいて食べるわけですが、かなり便秘がひどいときには、皮ごと食べます。不消化な皮がかえって消化を助ける役目になるのです。朝、一つかみくらい食べると、腸の働きがよくな。、便秘解消に向かいます。ゆっくりできる日曜の朝などがおすすめです。
5月 11th, 2010 by admin
独特の強い香りを持つセロリは、原産地ヨーロッパでは古代から万能薬として用いられてきました。解熱から胃薬、利尿薬までですが、それは体験的に知ったというよりも、やはりあの香りのもたらす効果のほうが大きかったのではないでしょうか。
薬草としての効用は、疲労回復、食欲増進、強壮、高血圧、不眠、肝機能などに効果があります。ですから、欧米ではサラダだけではなく、スープ煮、いため物、肉の香りづけに幅広く用いられているのです。最近の中国では、植物成分の研究が盛んですが、その研究によると、セロリに血圧降下作用のあることがわかってきたということですから、古代人は正しい使い方を教えてくれていたというわけです。
栄養的には、カロチン、ビタミンB1、B2、C、そしてカリウム、カルシウム、ナトリウムなどミネラルを含んでいます。茎が可食部ですが、捨てがちな葉のほうにビタミン、ミネラルが多く、また、品種では白茎より緑茎のほうが栄養があります。できるだけ葉は捨てずに使いきりたいもの。
高血圧に効くセロリのつき汁
高血圧ぎみの人、頭痛で困る人は、セロリのつき汁を続けてみては。新鮮なセロリをl本、よく洗って、沸騰したお湯でしんなりするくらいゆでます。それをガーゼに包み、つぶしてつき汁を取ります。盃1杯ほどを毎日飲みましょう。また、併せてセロリを使った料理をつとめて食べるように。セロリと豚肉の細切りいため、セロリとにんじんのあえ物、セロリのトマトソース煮込みといったものはいかがでしょう。
セロリジュースは疲労回復に特効あり
朝の野菜ジュースは元気印というのは、誰でもご存じのこと。なかでも特別効果があるのがセロリジュース。仕事が忙しく、疲労がなかなかとれないときにはおすすめ。セロリだけでは、ちょっと薬っぼい味がしますが、それににんじん、りんご、はちみつを加えると、ぐ~んと飲みやすくなります。また、セロリのミネラルが血行をよくしますので、食欲増進、消化促進などにも効果的。
お酒のおつまみにはスティック
お酒を飲むときに出される野菜スティック。にんじん、きゅうり、セロリがワンセットです。ただ野菜不足を補うおつまみというのではなさそうです。これは、セロリに含まれている成分、メチオニンが肝機能を高めるからだといわれています。なるほど、飲みながら補修をしているということなのです。
眠れないときにはセロリ酒を
セロリには不眠を防ぐ働きもありますので、寝酒を作っておいてはいかがでしょうか。セロリ300g、はちみつ200gを、ホワイトリカー1.8?に漬け、半月~1か月くらいしたらセロリを取り出し、そのまま保存し、2~3か月たったら飲みます。寝る前に盃に1杯くらいずつ飲むと安眠できます。
葉も使いきる
細かく刻んで油でいためたあと、しょうゆと酒を加えて煮つめたセロリの葉のつくだ煮、葉と茎を塩ゆでしてごまじょうゆでおひたし代り、あるいは衣をつけて天ぷらに、と最後まで使えます。