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白菜の効用

冬のビタミン不足解消に欠かせない野菜が白菜。特に寄せ鍋、たらちり、豚ちりなど鍋物なら何にでも使えるのが便利。地域によっては、すきやきにも使われています。たしかに、淡泊な白菜に牛肉はよく合うもので、調べてみると、「腸胃を通利し、胸中の煩を除き酒渇を解す」と古書に記されていますから、すきやきにしても、他の鍋物にしても、理屈に合った食べ方といえるわけです。また、白菜の故郷は中国ですから、薬用としても用いられてきたにちがいありません。中国料理に白菜を使った料理が多いのも、薬効があるからではないでしょうか。白菜には、食物繊維が多く含まれていることから、整腸、便秘解消に効用があります。そして、身体の中の余分な熱を冷まし、おなかや胸がもやもやしているときに効果的です。

成分としては、ビタミンCが多く、カルシウム、鉄分、カロチンを含み、キャベツに近い特性を持っています。そういえば、学名を北京のキヤベツというそうですからキャベツの親戚なのです。

冬には白菜漬け、甘酢漬け、クリーム煮、者込み、スープなどでも利用できます。

便秘解消には白菜スープ

おなかがはって、もやもやした感じのあるときには白菜の煮たものが消化によく、緩下作用により腸が整えられ、便秘も除かれます。スープにしょうが汁、お酒で味を調え、その中に刻んだ白菜を入れて、やわらかくなるまで煮立て、特に株のほうをたっぷりいただきましょう。

おなかにいいだけではなく、尿の通りもよくする効果があります。

食欲増進にはさっぱりと甘酢漬け

疲れて食欲がない、少し熱っぽくて食欲がない、といったときにはピリッと辛みのきいた甘酢漬けで食欲を回復させましょう。

白菜をかるくゆでて、酢、とうがらし、砂糖、塩、しょうが、しょうゆを混ぜた合せ酢の中に漬け込みます。味をなじませる程度でよく、あまり長時間ではなく、4時間くらいを目安にします。また、ゆでてもほぼ生の状態ですから、胃が冷えやすい人、慢性下痢の人はたくさん食べないように気をつけてください。

二日酔いにはつき汁

白菜の生のつき汁は、酒の毒を消す作用があります。二日酔いでのどが渇くときに飲んでみます。白菜をガーゼに包んでつぶし、しぼって汁をとります。これを盃1~2杯飲みましょう。

やけどにはつぶして湿布

やけどの応急手当ての一つの方法です。やけどの手当ては早ければ早いほどいいわけですから、覚えておくと便利です。ただ、やけどもほんの軽傷で、範囲も小さい場合に限ります。

白菜をそのままガーゼに包んで少したたいてつぶし、それをやけどに湿布します。野菜の冷やす力でやけどが治まります。

漆かぶれにどろどろ汁

近ごろでは漆にかぶれる人も少なくなりましたが、でも机やたんすなど漆塗りのものがないわけではありません。万一、かぶれたときには、白菜をすり鉢でつき、どろどろにし、それを湿布しましょう。乾いたら取り替えるようにします。

06
6月 2010
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長ネギの効用

鍋物や薬味、あえ物に幅広く使われる長ねぎが、日本に登場したのは、『日本書紀』(720年)が最初といわれています。でも中国ではもっと古く、なんと3000年も前から栽培されていたということです。その間、さまざまな研究というか試みがなされたからでしょうか、食用としてよりも、薬用植物としての価値のほうが多く見つかっています。

消化促進、風邪、解熱、不眠症、頭痛、下痢、強壮、食欲増進などの効用があります。 また、特有の刺激臭は、硫化アリルという成分で、これは白い部分(漢方では葱白という)にあり、消化吸収を助け、ビタミンB1の利用効果を高め、血行をよくし、殺菌作用を促す働きがあるのです。

なるほど鍋物にねぎが入り、焼きとりにねぎがはさまれている理由もこれで納得できます。その他に含まれる精油成分は、気管支粘膜を軽く刺激しますので、鼻づまり解消に役立ちます。

栄養的には、緑色部にビタミン類、ビタミンAやCが多く含まれています。長ねぎの中でも、葉長ねぎ、あさつき、わけぎ、万能ねぎなどにビタミン類の栄養価が豊富ということです。

風邪のひき始めによく効くねぎ湯

寒がりの私は冬から春先までに2回は大風邪をひきます。ある時、ひき始めにねぎ湯を試してみたのです。今までの大風邪はどこへやら、一日休んだだけであとはけろり。ひき始めには効果抜群の成果でした。

長ねぎの白い部分1本を小口切りに細かく刻み、みそを小さじ1杯弱加え、あつあつの熱湯を注ぎ入れ、よくかき混ぜて飲みます。一日数回飲むと、身体の中から温まり、発汗が促進され、熱を下げることができます。風邪のひき始めには、熱を発散させるこの手当てがほんとうに効果的です。

ただ、発汗したあとは、肌着を頻繁に取り替えること。横になって身体を休めること。ひき始めとは悪寒が走ったときで、ぐんと熱が高くなってからではあまり効果は得られません。

つ~んと頭痛のするときは煎じ液

悪寒はないけれど、どうも風邪らしく、つ~んと頭が痛い、そんなときは煎じ液を飲みます。長ねぎの白い部分1本としょうが1かけを刻んだものを500ccの水に入れ、弱火で半量になるまで煎じます。その汁を空腹時に3回くらいに分けて飲みます。身体が温まり、頭痛を解消できます。

下痢をストップさせるねぎおかゆ
冷えからくる腹痛や下痢では、食欲もなくなりますが、ねぎ入りおかゆで身体全体を温めるといいのです。長ねぎの白い部分2~3本を刻み、しょうが汁と一緒におかゆに入れて一煮立ちさせて食べます。血便にも試してみましょう。

肩凝りの悩みに長ねぎ料理

肩凝りのつらさは、なった者でなければ理解できません。運動するのが一番ですが、意外や、長ねぎを常に食べることでも解消できるようなのです。理由は、長ねぎに含まれる硫化アリルによるそうです。ビタミンB1の吸収をよくしますから、体内のエネルギー代謝が活発になり筋肉もほぐれるというわけです。長ねぎ料理のレパートリーを増やして、ひどい肩凝りにならないよう予防したいもの。

風邪によるのどの痛みにはねぎ湿布

軽いのどの痛みやせきは湿布で早めに止めるようにします。風邪で少しのどが赤くなったら、長ねぎの白い部分を5cmくらいに切り、さらに縦二つに割り、それを10本くらい用意します。熱湯につけてしんなりさせ、切ったほうをのどにはりつけて湿布します。風邪のせきもこれで止めることができます。

青ばれには焼きねぎ

打撲で青くなり、なかなか散らないときには、焼きねぎを。長ねぎの白い部分を縦二つ割りにして軽くつぶし、熱く焼いて、これを青ばれにはりつけます。冷えたら取り替えて、熱いものをはるようにします。

しもやけに効く煮汁

長ねぎは身体を温めますから、塗り込んで血行をよくし、しもやけを軽くします。長ねぎの白い部分1本分を煮て、その煮汁をしもやけにマッサージするように塗り込んでいきます。特にひどいときには、洗面器にねぎの煮汁を入れ、しもやけを温めてもいいでしょう。

安眠対策には臭気を利用

長ねぎの臭気には、神経を静め、眠気を誘うといった力もあるようです。イライラして眠れないときには、適当な大きさに刻んでガーゼなどで包み、枕元に置きます。臭気をかぐようにすると安眠できるはず。といって頻繁な利用は考えもの。どうしても眠れないときに試して。


冷蔵と冷凍で保存を変える

冬はともかく、気温の上がる初夏から梅雨にかけては保存法ひとつで長もちしなくなります。うまく保存したいもの。
冷蔵庫に入れるときには、新聞紙を少し湿らせ、半分に切った長ねぎを包み、さらにビニール袋に入れて収納します。2~3週間は保存できます。

冷凍庫に保存するときは、小口切りにしたあとふきんに広げ、少し陰干しにして湿り気を取り、冷凍周袋で保存を。2か月くらいは保存可能です。ただ、特有の香りは減ります。

05
6月 2010
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