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玉ねぎの効用

5月 31st, 2010 by admin

 ピラミッドの建設に働いた人たちがよく食べていたといわれる玉ねぎは、ヨーロッパでは4000年の歴史がある古来からの野菜です。でも、日本へ伝わったのは意外に新しく、明治になってからで、それも一般に食べられるようになったのは、昭和とのことですから、遅れて登場してきた野菜の王様といったところでしょうか。

 4000年もの歴史のあるヨーロッパでは、実際に野菜の王様的存在といわれています。イギリスのことわざに「一日一個の玉ねぎは医者を遠ざける」 というのがあるくらいですから。そういえば、カレーやシチュー、ハンバーグ、ポトフーにしても必ず玉ねぎが使われています。その理由は、玉ねぎに含まれる成分が、一緒にとった肉や魚などの栄養吸収率をよくし、その上、胃腸を整え、便通をよくする働きを持つからです。これが玉ねぎを王様にしているというわけです。

 この存在価値の高い成分は、硫化アリル。ねぎ類一般に含まれる代表的な成分です。でも悪さの成分でもあるのです。玉ねぎを刻むと涙が出てきますが、この成分のためなのです。もちろん、包丁が切れないと、玉ねぎを切るのではなく、繊維をつぶすことになりますから、よけい硫化アリルが目の粘膜を刺激するので、包丁はよく切れるものを使うように。

 王様の価値はこれだけではありません。風邪、高血圧、コレステロールを抑える、筋肉痛などに効用があります。また、栄養的にも、糖質が多く、ビタミンB1が豊富で、カルシウム、リンなどのミネラルも含んでいます。台所の必須野菜といえましょう。

スタミナのもとはスライスオニオンで

 玉ねぎに含まれる硫化アリルは、ビタミンB1の吸収率を高めますから、スタミナ増強には最適な食べ物です。ただし、煮込んだり、いためたりしたのでは硫化アリルが変化し、効果も減少してしまいます。生で食べるほうが効果的です。スライスした玉ねぎをほんの少し水にさらします。あまりさらしすぎないように。水気をきり、しょうゆドレッシングやゆずドレッシングなどで食べます。

このようにして生で食べていると、便通もよくなりますから、便秘ぎみの人は毎日半個くらいを続けるようにします。

驚くべき皮の効用
 玉ねぎは身だけではなく、皮にも効用があることを知っていましたか。皮部分には、クエルセチンという成分が含まれていて、これは、高血圧を予防する効用があるのです。皮にも身にも薬効ありなのです。薄茶色の皮5~10gの汚れをふき、これを100ccの水で約半量になるまで煎じ、これを一日数回飲みます。毛細血管を丈夫にし、動脈硬化の予防にもなります。

肉食には玉ねぎを忘れずに

 肉食が多くなると、どうしても高脂肪に偏りがちになります。ところが、玉ねぎを一緒に食べると、コレステロール値は抑えられるのです。玉ねぎに含まれるサイクロアリインにより、血栓が溶かされるのだといわれています。コレステロールが気になりだしたら、予防のために毎日玉ねぎを食べるに限ります。

風邪熟にはみそ入り玉ねぎ湯を

 玉ねぎは身体を温める働きのある野菜です。風邪で少しでも熱があると、身体がだるく、節々が痛くなります。体内から熱を発散させてしまうのが一番ですが、こんなときに玉ねぎ湯を飲むと効果的です。細かく刻んだ玉ねぎ兢個に、みそを入れてお湯でよく溶かし、それを飲みます。あつあつのお湯とともに、玉ねぎで身体が急に温まり、発汗してそのあと熱が下がります。汗が出たらよくふき取ることを忘れないように。そのままではかえってこじらせますので気をつけて。

神経のイライ~ラにはみじん切りを
 神経が高ぶり、なかなか寝つかれないとき、何か不安で眠れないときなどには玉ねぎの香りが安定剤の役目を果たしてくれます。よく香りが発散するように玉ねぎをみじん切りにし、平皿に入れて枕元に置きます。自然に眠気を誘われ、安眠することができます。

筋肉痛には玉ねぎ湿布

 慣れない運動をしたり、長距離を歩いたりすると、ふだん使用していない筋肉が急に使われて炎症を起こし、痛みを伴います。こうした筋肉痛を抑えるには湿布に限ります。玉ねぎ、大根、しょうがを同じ分量すりおろし、ガーゼにのばして痛む部分に湿布します。乾いたら、取り替えますが、これを数回繰り返すうちに痛みも引いてきます。

ブロッコリーの効用

5月 29th, 2010 by admin

 ほんの数年前までよく見かけたのは、たしかカリフラワーでした。それが、いつの間にか影が薄くなり、青々としたブロッコリーが店頭を占めるまでになりました。そして、八百屋さんでの変化に伴い、食卓にもブロッコリーの登場する回数が増えたように思いますが、お宅ではいかがでしょぅか。食べやすさ、料理のしやすさは同じだと思いますが、もしかしたら、栄養や見た目のみずみずしさなどが食卓を変える原因になったのかもしれません。実際、ブロッコリーには、カロチン、ビタミンB1、B2それにビタミンCはレモンの2倍含まれています。他にカリウム、カルシウムもあり、これがカリフラワーを追いやった、というわけです。

 ところで、ブロッコリーやカリフラワーが、キャベツの仲間だというのをご存じでしたか? つぼみが未発達で、一かたまりに密生させたキャベッの変種なのだそうです。どうりで、うっかりしていると黄色の花が咲くのは、それがつぼみだったからなのです。

 キャベツの仲間ということもあり、薬効にも同様の働きがあります。カロチン、ビタミンCがありますから、風邪の予防、しみ、胃腸を丈夫にするといった効用があります。特に体力のない人、高血圧の人などにはいい食べ物といえましょう。
 ただ、下ゆでしてからいろいろな調理に使われるわけですが、ゆですぎるとビタミンCが失われますので、少し歯ごたえがある程度にゆでることがこつです。また、茎も捨てずに一緒に食べましょぅ。茎にも栄養がたっぷりなのですから。

■風邪の予防に最適
一年中出回っていますが、秋から冬にかけては、風邪予防のため大いに食べたいもの。理由は、ビタミンAとCがのどや鼻の粘膜の抵抗力を高めますから、風邪の細菌が繁殖するのを防ぐことになるのです。ですから、粘膜を丈夫にするために、せっせと食べるように。さっとゆでてドレッシングやマヨネーズをかけるのが手っとり早い方法ですが、バターソテー、グラタン、シチュー、スパゲッティにしてもいいでしょう。

■胃腸を丈夫にする

 ビタミン類が豊富ですから、胃腸の粘膜を丈夫にするのです。サラダに加える、中華風いため物にする、フライにする、細かく刻んであえ物にする、クリーム煮にする、鍋物に加えるなど姿を変ぇて食べましょう。もちろん、コロッケ、ハンバーグ、フライなどのつけ合せとしても利用したいもの。
 胃腸の弱い人だけではなく、血圧の高い人も常食することをおすすめします。

ピーマンの効用

5月 28th, 2010 by admin

ピーマンは栄養面ではかなり優れた野菜なのです。ビタミンAとCが豊富で、Cはレモンの2倍近くを含んでいます。その他には、ビタミンB1、B2、D、P、鉄分、カルシウムもあります。
ピーマンはとうがらしの仲間で、肉厚の大型種のものなのです。とうがらしとピーマンでは名前が違いすぎますので、仲間とは思えないわけですが、フランス語のピマンがとうがらしの意味ですから、語源を考えると、うなずけるような気がします。
 夏の緑黄色野菜としてピーマンには、高血圧、糖尿病、整腸、疲労回復といった効用があります。

■高血圧に役立つビタミンPの存在
 ピーマンには、ビタミンPが含まれていて、高血圧に効用があるといわれています。というのは、ビタミンPは毛細血管を丈夫にするからなのです。また、ビタミンCは脂肪代謝を促す働きをしますから、常食することで、血液中の脂肪代謝が促進されることになるのです。高血圧や動脈硬化などの人は、サラダに、いため物に、煮物に、いつも食べるよう心がけましょう。

■疲労回復に手っとり早い効果
 暑さのために睡眠不足が続き、夏パテを起こしやすい夏場。また、エアコンの効きすぎで、夏風邪にもかかりやすいものです。こんなときは、スタミナ摂取が大切ですが、特にビタミンAとCは欠かせないもの。ピーマンなら手っとり早く効果的です。油との相性がいいのですから、細切り肉などといためた料理や肉詰め料理などが最適です。
 ピーマンの種類には2種類ありますが、油料理に適しているのは、ふだん使っている普通種。赤と縁のいずれも向いています。いため料理のコツは、加熱しすぎるとやわらかくなり、香りもうすらざますから、手早く調理することです。

■腸を整える葉緑素
 深緑はピーマンならではの色。これは葉緑素によるもの。葉緑素は腸を整える働きがありますから、肉料理を食べる人にはつけ合せにピーマンがおすすめ。便通をよくして、排泄機能を高めてくれます。
 肉料理のつけ合わせにはサラダが向きます。それには普通種よりも、大型のピーマンのほうが適します。俗にジャンボピーマンと呼ばれるもので、大きさが10cmほどあります。色も赤、黄、縁、オレンジなど。サラダならそのまま使えますが、縁だけはさっと熱湯を通して、少しやわらかくすると使いやすいもの。また、網にのせ、表面に焦げ目がつくくらいに焼き、氷水にとって皮をむいてから使うと食べやすくなります。

かぼちゃの効用

5月 27th, 2010 by admin

かぼちゃはカロチンが豊富、ビタミンB1、B2、Cも多く含んでいます。それにカルシウム、鉄分などのバランスもいいのです。特にカロチンはビタミンA効果を持つ色素で、粘膜を強化し、風邪を予防する効用があります。ですから胃潰瘍などの粘膜にも作用があるわけです。また、昔から種は漢方薬として使われていました。皮を除いて水洗いし、日干しにしたのち、フライパンでいるのです。これを〝南瓜仁(なんかにん)”と呼び、虫下しに使われてきました。他に、消炎、鎮痛作用、やけどなどにも効用のあることが知られています。フリージングが進んだ現在では、一年中かぼちゃを利用できるわけですから、あれば便利な野菜でしょう。

ところで、かぼちゃの種類は2種類。日本かぽちゃと西洋かぼちゃで、どちらが効用があるのかというと、断然西洋かぼちゃです。やっぱりシンデレラの乗り物だけはありそう。カロチンが多く、ビタミンCは2倍、エネルギーも2倍ですから、ずっと優等生というわけです。使うなら西洋かぼちゃを選ぶことです。

風邪の予防にかぼちゃ料理

 かぼちゃに含まれるカロチンとビタミンCは、粘膜を丈夫にする作用がありますから、いつもかぼちゃを食べていると、風邪を予防することができます。
 食べ方といえば、煮物にする人が多いようですが、天ぷら、みそ汁、サラダ、蒸し物などにしてもいいでしょう。パンプキンパイやプディングといったお菓子もおいしいものです。でも、かぼちゃ自体に甘みがありますから、おいしいからと、食べすぎないよう、気をつけてください。また、クリーム煮は冷え性の人に向いています。かぼちゃの保温作用を利用して、風邪をひかないよう身体の中から温めます。

胃潰瘍のあとにはポタージュが効果的
 胃潰瘍も、胃の粘膜に生ずる病気です。せっかくよくなったのですから、食事も粘膜を強くするものを。かぼちゃポタージュはカロチン、ビタミンCが胃粘膜を健康に保つ働きがあり、効果的です。静養にはおすすめというわけ。

むくみ、強精に見逃せない種の効用
 種を干していった南瓜仁を10~20gほど、600ccの水で半量になるまで煎じ、それを空腹時に飲むのです。お産のあとのむくみに効果ありです。また、南瓜仁を一日に10~15個くらいそのまま食べると、精力減退を回復するといわれています。エ
スニック料理店に行くと、かぼちゃの種が売られていることもありますから、買ってきておくのも一方法でしょう。

肋間神経痛にどろどろかぼちゃの湿布
 消炎、痛み止めの作用がありますから、かぼちゃを煮てどろどろにし、それをガーゼに塗って湿布します。かぼちゃの種を除き、細かく刻んで鍋に入れ、水を半分かぶるくらいに加え、弱火で煮ていきます。やわらかくなったら木しゃもじでつぶしてどろどろにします。肋間神経痛や肋膜炎などの痛みを和らげる効果があります。熱をとる湿
布ではありませんから、どろどろにするのがポイントです。

やけどにおろし湿布
 やけどはほんの少しでもとリヒリと痛いもの。早く炎症を抑えることが第一ですが、それには、冷やす湿布が早道です。かぼちゃをすりおろし、ガーゼに塗って湿布します。おろしにすると、熱を奪う力が増しますので、効果てきめんというわけ。乾いたら取り替えることも忘れずに。

にらの効用

5月 26th, 2010 by admin

〝にら″ と聞いただけで元気になりそうな野菜。薬効のありそうな深緑色、光沢が、いかにも元気のもと、と思えるから不思議です。昔から薬用植物として尊重されていましたが、いまのように野菜で広く使われるようになったのは、明治時代になってからといわれています。中国では、にらは古くから精を養い病気を予防する食べ物の一つとされていました。また、抜群の強壮効果があることから、別名″陽起草″とも呼ばれ、修行僧が口にするのを禁じたと伝えられています。

 こうした薬効のもとは、玉ねぎやにんにくに含まれるのと同じ成分、硫化アリルです。ですから、スタミナ増強、下痢、腹痛、胃腸を整える、便秘などに効用があるわけです。栄養の点からも、代表的な緑黄色野菜で、ビタミンA、B2、C、カルシウムを多く含んでいます。そのため、血液循環をよくし、貧血、鼻血、生理痛などにも効果があります。

 身体が弱く体力のない人、常に胃腸のぐあいがよくない人には常備薬としていい野菜といえましよう。しかし、アレルギー体質の人は、食べすぎるとかえって下痢になりますので、気をつけることが大切です。

おなかの調子がよくないときはにら雑炊

 身体が冷えた、食べすぎた、寝冷えしたなどが原因で胃腸が悪くなったら、おかゆを炊き、下ろしぎわに刻んだにらをたっぷり加えて蒸らして食べます。おかゆより手軽にしたい場合には、みそ汁にします。具の相性としては、たけのこ、豆腐、卵といったもの。

胃の変調にはしぼり汁

 にらをガーゼに包んでつぶしながらしぼり、盃2杯にすりおろししょうが少量を加え、牛乳で割って飲みましょう。硫化アリルが消化を促進しますから、胃の不快感やもたれを解消してくれるというわけです。また、慢性の胃痛などもしぼり汁を盃2杯ほど飲むといいでしょう。


便秘にも効く万能野菜

 下痢にはにら雑炊にするといいことはわかりますが、下痢の反対の便秘にもいい、というのは不思議です。でも、にらの成分には胃腸の働きを整える作用がありますから、これもうなずけるかもしれません。にらは万能野菜といってもおかしくないのです。便秘には、常食するのが一番。にらをさっとゆで、ざく切りにしたものを納豆と混ぜるにら納豆、さっといためたあと昧つけ卵でとじるにら玉、おひたし、ギョウザ、いため物などにして毎日食卓にのせるようにします。あまりひどい場合には、しぼり汁を盃1杯にお酒を半量加えたものを飲みます。お酒に強くない人は多すぎないように。

貧血や冷え性にいため物料理
 にらには血液循環をよくし、身体の中から温める作用があります。特に冷え性の人は血液循環がよくないわけですから、身体を内側から温める食べ物をとることが必要なのです。それには、にらは最適野菜といえましょう。いため物にして食べるとエネルギー源摂取にもなりますので、かなり効き目があります。ランチメニューによくあるにらレバーいためは、なるほど理にかなった食べ方といえるわけです。
 血液循環といえば、生理痛にも関係があります。ちょっとひどいときは、やはりにらを用いることです。にらのしぼり汁を盃1杯、それにざらめをほんの少々、これをお湯で割り、湯のみ1杯くらい飲みます。しばらくすると循環がよくなり案外楽になるものです。

スタミナ補強ににらジュースを
 若い時にはあまり感じなかった身体の疲れは、ちょうど仕事が忙しくなってくる中年のころにいちばん感じられるようです。そして、その疲れは蓄積疲労となり、重なってくるのです。こんな状態のときには、少しでも早く回復がはかれる食べ物をとるに限ります。にら料理ということになるのですが、すばやく効果を出すにはにらをジュースにするのです。にらに、はちみつと水を加えてジュースにしたものです。飲めない人は、そこににんじん、りんごなどを加えても。

風邪のひき始めににらスープ

 風邪のひき始めは、背中がぞくぞくして寒気がするもの。身体の中から温めて熱を発散させるのが早道です。にらを刻み、ほんの少ししょうゆを入れ、ぐっと熱くしたお湯を注いでスープにします。ちょっと七味とうがらしをふり入れてあつあつを飲みます。しんから温まり、そのあと無理をしなければよくなります。

鼻血にもしぼり汁

 血液をうまく循環させる作用のあるにらですから、鼻血にも効用があります。鼻血が出たときには、にらのしぼり汁を盃1杯飲むのです。これでほんの少量の鼻血なら治まるでしょう。

打ち身には湿布を

 どこも打った覚えがないのに知らないうちに打ち身ができ、そこが思いのほか痛みを伴うといったことがあります。そんなときの意外な味方はにら湿布です。すりつぶしたものをガーゼに塗り、これを湿布するのです。割合効果ありです。

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