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じゃがいもの効用

利用範囲の広いじゃがいもですが、ビタミンB1、Cが多く含まれて、しかもビタミンCは加熱しても破壊されないのが特徴です。他に、カリウム、鉄分、アミノ酸、微量ですが鎮痙作用を持つアトロピンなども含んでいます。ですから、効用も多く、胃・十二指腸潰瘍、便秘、高血圧、貧血、やけど、湿疹、しもやけなどに広く使用されてきました。このようにさまざまな使い方ができることから、本場ドイツでは、〝貧乏人のパン〟と呼ばれ、お隣のフランスでは〝大地のりんご〟といわれているそうです。

胃・十二指腸潰瘍にはすりおろし汁を

じゃがいものビタミンCには粘膜浄化といった働きがあります。胃潰瘍などにこの薬効を利用すると、効果ありです。じゃがいもをよく洗い、皮をむいてすりおろします。それをガーゼでこして生のおろし汁を小さじ1杯朝晩2回、空腹時に飲みます。慢性的な便秘にも効果的です。

ドイツにも残っている黒焼きの効果

胃・十二指腸潰瘍にじゃがいもを使う方法は、本場ドイツでも、日本でも同じとはちょっと驚きです。それは黒焼きにして用いる方法なのですが、じゃがいもを洗って皮をむき、厚さ1cmほどの輪切。にし、網で表面を真っ黒に焦がします。これを一日2~3枚食べるのです。
ところで、じゃがいもの芽の部分には、ソラニンという有害物質が含まれていますから、除くことです。この物質は、食べるとめまいや腹痛などの中毒症状を起こしますから、できるだけ深く取り除きます。

高血圧、貧血症にじゃがいもエキス

じゃがいもに含まれるカリウムは、塩分の成分であるナトリウムを抑える働きがあ。ますから、血圧の高い人や腎機能障害によるむくみのある人には、じゃがいもエキスがおすすめです。じゃがいもを洗い、皮つきのまま輪切。にします。それに1リットルの水を加えて煮立ててあくを取り、あくが出なくなったら約1時間ほど弱火で煮込み、煮汁をガーゼでこします。これを湯のみ1杯くらいずつ、朝晩飲みます。ただし、腎臓病で医者にかかっている人は避けること。
血圧の高い人だけではなく、貧血ぎみの人や胃の弱い人も試しては。

湿疹におろし湿布
湿疹には、じゃがいもをすりおろしてどろどろにしたものをガーゼにつけ、湿布をします。一日数回交換するといいでしょう。

やけどにもおろし湿布

じゃがいもの消炎作用を利用した方法。すりおろしたじゃがいもを汁ごとガーゼにのばし、やけど部分にはります。乾いたら新しいおろし湿布と交換しますが、軽いやけどなら一晩くらいでよくなります。さらに、おろし汁に小麦粉と酢を混ぜると早くよくなります。

しもやけには焼きじゃがいも

皮のままのじゃがいもを網にのせて焼き、表面が焼けたところで、二つに割ります。中の黄色い部分を練り、ガーゼにのばしてしもやけにはります。これも消炎作用の効果で早くよくなります。

ゴキブリ退治にポテトマッシュだんご

来てほしくないお客さまといえば、台所のゴキブリ。来客としてのゴキブリも、性格があるようで、退治にはなかなか苦労します。ポテトマッシュにバター、牛乳を加え、ホウ酸を全体量の10%程度混ぜてだんごにすると効果抜群です。ぜひ試してみて。ただし、幼い子供が口にしない場所に置くことが大切です。

疲れた油のにおい消し
揚げ油は1回使用したら捨てるという人がいますが、もったいないですね。捨てずに油の汚れや疲れを取り去って、再びさっぱりさせて使うようにします。それには、揚げ物の最後にじゃがいもを使うことです。じゃがいもの水分が蒸発するときに、油の中のにおいや煙を一緒に蒸発させてしまうからです。揚げたじゃがいもはつけ合せにするとむだがありません。もちろん、使った油はこし器でこして冷暗所に。そしていため物に使いきりましょう。

08
6月 2010
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とうもろこしの効用

「とうもろこしは上げ底で、甘みだけしかないから好きではない」 と言う人がいますが、間違いです。主成分は澱粉ですが、脂肪やビタミン、蛋白質も含んでいて、バランスのとれた野菜なのです。その証拠に、とうもろこしを常食している南アメリカやコーカサス地方では長寿が多いといわれています。理由は、とうもろこしに含まれるビタミンEが老化を防ぐからです。また、食物繊維とマグネシウムによる整腸作用、胚芽部分にある不飽和脂肪酸による動脈硬化予防作用などの効用があります。

特に、有名なのは腎臓病の薬にも使用されることです。薬に使用されるのは、とうもろこしの毛なんばんげ(雌花の花柱)で、これを生薬では〝南蛮毛″と呼び、利尿剤として使っているのです。むくみ除去に効果的ですが、いちばん知られている効用は急性腎炎や妊娠時のむくみです。上げ底だから嫌い、お祭りの時だけ食べる、というのではなく健康野菜としての価値を見直したいものです。

便秘にゆでとうもろこし

とうもろこしの食物繊維に整腸作用がありますから、便秘のときに食べると効果的です。普通の便秘では1本くらい食べたいものです。ひどいときにはこれくらいでは効き目はありませんが、なんとなくおなかがはる程度でしたら、思ったより効果があります。腸の働きが鈍い人はゆでたものを冷凍しておき、いつでも食べられるようにしておくといいでしょう。

とうもろこしの毛はむくみの薬です

皮を除くときに一緒に捨ててしまっている部分ですが、普通はひげとか毛と呼んでいます。ブドウ糖、クエン酸、脂肪酸、ビタミンKが含まれています。薬にするには、収穫したときに採取し、日干しにします。これを8~10gを500ccの水で煎じて半量とし、一日数回に分けて飲みます。利尿作用が強いのでむくみがとれます。

せき止めにはみかんの皮を一緒に
日干しにした毛を30gくらいとみかんの皮10gを一緒にし、500ccの水で半量になるまで煎じ、一日数回飲みます。せき止めの効果があります。せきも風邪ぎみのときに出るせきのことです。

動脈硬化の予防にも期待

胚芽部分の植物性脂肪は、不飽和脂肪酸が多く、これにコレステロールを除去する働きがありますから、夏の間はつとめて食べるように。サラダ、ポタージュ、コロッケ、かき揚げ、いため物など。

07
6月 2010
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