里芋の効用
5月 7th, 2010 by admin
さて、さつまいもと里子の区別は、誰にでもわかることですが、では、里芋の仲間の区別となると、ちょっと難しいようです。というのは、里芋の種類は実に多く、約200種くらいあるといわれていますから、それを区別するのは素人の私たちに
は大変というわけです。でも、代表的な八頭、土垂、赤芽、えび芋、たけのこ芋といったものぐらいは区別できるようにしておきたいもの。
薬用植物の古書による聖子の説明には、「生で食べると有毒で、味のえぐいものは食べてはいけない。薬効は胃腸をゆったりさせ、皮膚を充実させ、口をなめらかにする」と効能が示されています。つまり、里芋は、便通を整え、下痢によく、炎症に働きますから、慢性気管支炎やたんに効用があります。また、古くから〝いもぐすり″と呼ばれる外用薬は、打ち身、筋肉痛、のどの痛み、歯痛などに効きますが、これも炎症に働く効果によるものです。
里芋には、おふくろの味を作る材料の役目だけではなく、昔から台所薬としての材料の役目もあったというわけです。
■慢性気管支炎にはみそ汁を
炎症を抑える働きがありますから、常食することが大切です。特にみそ汁にして飲んでいると、慢性の気管支炎やたんに効果があります。
■便秘には煮ころがしを
腸の働きを整える作用がありますから、常に食べていると、便秘の解消に効果的です。それは、里芋のぬめりに含まれるムチンが働くからなのです。これは唾液腺ホルモンの分泌を促しますから、消化を促進し、便通を整えるわけです。便秘に悩んでいる人は、調理のときにぬめりを除かずに、含め煮、酢の物、田楽、煮ころがしなどに調理して常食します。
■下痢にはずいきを煎じて飲む
里芋、特に赤芽のずいき (葉柄) には「もだえを治し、下痢を止める」とありますから、下痢の場合には煎じて飲みます。ずいきの皮をむき、天日で乾燥させ、それを300gに水500ccで半量になるまで煎じ、これを飲みます。おなかがゆるんで下痢になったときに効果があります。一日数回飲んでみましょう。
■打ち身、筋肉痛に〝いもぐすり″
いもぐすりは、外用薬として熱をとり、炎症を静める作用があります。慣れないスポーツなどで痛くなったらいもぐすりで湿布しましょう。
いもぐすりは、里芋の皮をむいてすりおろし、これに同量の小麦粉と、しょうがのおろし汁少量を加えてよく練ります。これをガーゼに厚くのばして痛い部分に湿布します。肩凝りや歯痛、のどの痛みにも効果があります。乾いたら取り替えましょぅ。また、ねんぎゃ打撲には、しょうが汁の代りに酢を加えるといいでしょう。ただ、このいもぐすりの刺激が強すぎて、かぶれを起こす人がいますが、かぶれが起きたら使用はストップすることです。
湿布するときですが、油紙などでおおい、動かないように紙テープで止めておくといいでしょう。4~5時間すると乾いてきますが、からからに乾く前に新しいいもぐすりと取り替えるように。特に肌の弱い人は、油を塗ってからにします。
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