アスパラガスの効用
5月 9th, 2010 by admin
20年以上前には、アスパラガスといえば缶詰のもので、白くて、歯ごたえがなく、ふにゃふにゃした野菜でした。それがいつのころからか、シャキッと歯ざわりのあるグリーンに変わりました。いまでは、生のホワイトのほうが貴重品といえましょう。グリーンアスパラガスが近年ぐ~んと主流になったせいかもしれません。
アスパラガスが意外に新しい野菜だと思っている人が少なくありませんが、ところが、アスパラガスは、紀元前よりギリシャで薬として使われていたといわれています。新しいどころか、とても古い野菜だったのです。日本にも江戸時代には伝わっているのですが、食用とされたのが新しいということなのでしょう。それは明治以降からで、本格的には昭和で、さらに普及したのは戦後のことです。
では、どうしてホワイトが姿を消すようになったのでしょうか。
それは栄養面が考えられてのことのようです。というのは、ホワイトとグリーンの栄養を比べてみると、蛋白質、カロチン、ビタミンB2などがグリーンのほうに多いのです。それゆえに、グリーンのほうが積極的に使われるようになったわけです。あの鮮やかな緑色には、健康というイメージもありますから、そんな意味からも使われたのではないでしょうか。
また、血圧を下げ、毛細血管を拡張するといわれているアミノ酸の一種であるアスパラギン酸は、この野菜から名づけられたものです。つまり、アスパラガスにいちばん多く含まれる成分だからです。中国では、このような薬効があることから、根を薬用として利用しているといわれています。その他、同じように血管を強化し、血圧を下げる働きをするルチン成分も含んでいます。ですから、アスパラの効用は、高血圧、スタミナ増強、浄血、利尿などといえましょう。
高血圧には煎じ液を飲む
アスパラギン酸、ルチンなど特殊成分が含まれていますので、高血圧、動脈硬化を心配なさっている人は予防のために煎じ液を飲むようにするといいでしょう。アスパラガス3~4本を水1?で半量になるまで煎じます。これを一日カップ2杯、数回に分けて飲みます。もちろん、特に血圧が高くなくても、血液浄化の目的で一日1カップずつを飲むなどしてもいいでしょう。
アスパラスープは利尿に
腎機能が低下したり、膀胱炎で尿が出にくい人は、アスパラの利尿作用を利用します。スープにすると効果的です。毎日飲むようにしたいもの。
スープにするときに切り落とした茎は、捨てずに利用を。薄く削ってあり合せとかき揚げに。
疲労回復に常食を
アスパラギン酸には、血圧を下げるだけではなく、代謝を促進して疲労を回復させる働きもあります。ですから、暑さでスタミナを消耗したときには、アスパラを食べるに限ります。さっとゆでて、塩やマヨネーズだけで、ソテーやフライ、グラタン、ベーコンいため、あんかけなどにして食べるのも適しています。さっぱりより少しこってりぎみにして疲労回復をはかりましょう。
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