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ごぼうの効用

5月 5th, 2010 by admin

黒く細長いごぼうの姿は、いかにも日本独特のもののようですが、ヨーロッパなどでも食用にすることが知られています。ただ、根を食べるのは日本だけで、ヨーロッパでは新ごぼうの葉をサラダにして食べるのが習慣です。中国では、食用ではなく薬用として用いているということですから、やはり、日本独特の野菜と間違えてしまうのもしかたないことかもしれません。

少し前まではごぼうはおふくろの味のイメージを持っていたものですから、煮物、きんぴらによく使われていました。でも最近では、泥を落としたり、せん切りにしたりすることが面倒になったせいでしょうか、あまり食べられなくなったようです。ごぼうは、さまざまな効用を持つ野菜ですから、せん切りにされた袋詰めを用いてでも食べるようにしたいものです。

ところで、ごぼうの持つ成分といえば、代表的なのが食物繊維です。これは、便通をよくして便秘を解消し、腸の働きを活発にし、コレステロールをコントロールし、さらに近年では腸ガンの予防にも重要な働きのあることが確かめられてきました。また、便通をよくするので肌を整える、せきやたん、口内炎、湿疹にも薬効があります。さらに、利尿作用があることから腎臓の機能アップにも役立つ野菜です。
多くの薬効を持つごぼうは、できるだけ繊維を失わないように食べましょう。ただ、アレルギーの人は多食は禁物です。

■ごぼう料理でガン予防
繊維は栄養ではないのですが、腸を刺激し、コレステロールを低下させ、発ガン性物質などの有害物質を排泄する働きがあります。常食すれば、便通がよくなり、便秘も解消されます。
簡単なごぼう料理はきんぴら。せん切りのほうが歯ざわりよく、繊維も豊富です。ごぼうはあくが強いので水か酢水にさらしますが、さらしすぎないように。天ぷら、ごぼうサラダにもどうぞ。

■動脈硬化予防にごぼうのおかゆ
コレステロール低下に役立つことから、動脈硬化予防にも用いてみましょう。半本ほどのごぼうをささがきにして水につけ、洗ったご飯と一緒に火にかけておかゆにします。常食すれば予防になります。

■胃けいれんにはしぼり汁
新ごぼうの季節はほんのわずかですが、胃けいれんには新ごぼうが効果的なのです。ごぼうを洗い、すり鉢に入れ、つきながらつぶし、そのつき汁を集めます。コップ半量を温めて飲みます。胃けいれんが起こってから、2~3回飲むと和らいでくるでしょう。

■せきやたんにはおろし汁
昔からせきやたんの薬としても用いられてきました。ごぼうを洗っておろし金ですりおろし、そのしぼり汁を飲むのです。盃に1~2杯くらいを3~4回飲むと、せきは治まり、たんもきれてきます。

■口内炎にはおろし汁のうがいを
舌先や口内に炎症が起こったときには、おろし汁に水を加えて、それで一日に何回もうがいをします。すぐに痛みがとれなければ、水を加えずにおろし汁でうがいします。

■虫刺されに、湿疹におろし汁
虫に刺され、薬がないときにはごぼうのおろし汁を刺されたところに塗り込みます。ごぼうのあくのタンニンが抗菌、消炎に効き目がありますから、かゆみ、痛みが引いてきます。

■あせもにごぼう風呂
汗で皮膚が汚れているところを、汚れた手でかくと、そこに細菌が作用し炎症が生じ、かゆみを伴います。ごぼうの抗菌、消炎作用を利用します。
ごぼうを刻んだものをさらし袋などに入れ、水から沸かして入浴しますと、かゆみが治まってきます。

■白く仕上げるには米のとき汁でゆでる

ごぼうのあく成分は、酢水かあるいは米のとぎ汁に吸着されるのでどちらかの方法であく抜きします。、とぎ汁に入れたままゆでると、より白くやわらかく仕上がります。ゆで上げたあとは水でよく洗い流します。サラダなどには白くゆでたほうがおいしいものです。

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